保育者について

森のようちえん さくらんぼは、保護者たちと保育者が対等な関係で運営する「共同保育」型のようちえんです。
保育者は、週に3〜4日 保護者と共に、保育当番をしています。

保育者の紹介



yukko
*藤原由紀子(ゆっこさん)*
・発達支援の必要な子の通園施設や、保育所での勤務経験あり。
・2007年生まれの娘を、3才~就学前まで自主保育で育てる。

保育者からのメッセージ


私がわが子と過ごした自主保育の3年間は、親の立場で子どもたちに経験してほしい事を仲間と考え、活動してきました。意見の違いから何度も話し合う事もありましたが、だからこそ信頼し支えあう仲間ができたと思います。どの子も我が子のように感じられ、子どもたちの成長を見られる事が面白く、感動の日々でした。娘は毎日仲間と思う存分遊び、私はそれを見守ったり一緒に楽しんだり…預けの日は家事や好きな事をする…私と娘にとって、自分らしくいられる居場所となりました。子育ては孤独ではなく、「できる人ができる時にできる事をする」という支え合う楽しいものとなりました。
この楽しさを、子どもたちやお母さんたちに感じてもらいたい!という思いから関わらせてもらっています。誰のお母さんでもない第三者・保育者として子どもたちの成長を一緒に見守りたいです。私の事は「先生」ではなく「仲間」と感じてほしいので「ゆっこさん」と呼んでください。

活動を通して感じている事・・・


自然は多様な命に満ち溢れ、循環し、私たちをも受け入れてくれる。
外で自然に日常的に触れて遊ぶ子どもたちはイキイキとして楽しそう。子どもの姿を見ながら森や野原で過ごす事は自分が心地いい。足元の土や虫と触れ合う子どもたちを見ると、大人よりも自然に近い存在なのではないかと感じる。大きくなって自然から離れていく時期があっても、幼いころの自然との交流はその人の土台になってその人を作っていく。人は自然から離れて生きていけない。繋がっている、循環している、人も命ある自然の一部。

「人に迷惑をかけてはいけない」と一人で頑張ろうとする人が多いように感じる。でも人は一人では生きていけない。一人ひとり性格も得意な事も状況も違うのだから、支えあわないと。それは「迷惑をかける事」ではないはず。助けてほしいときに「助けて」って言える。子どもによいだろうと始めたこの活動で、親である自分が支えられ、誰かの支えになっていることに気付く。子どもたちには、人と支えあい、幸せになってほしい。いちばん身近な大人である私たちがそうやって生きていたら、子どもたちも感じるでしょう。

藤原由紀子(ゆっこ)